ガラス職人が吹きガラス技法により作られる琉球ガラスの歴史は、明治時代までさかのぼることができます。当時は薬ビンや、ランプの火屋といった生活必需品を作っていました。こうした、ガラス製品は戦争によって工場が焼失するまで作られていました。
戦後、米軍統治下のもと物資が不足していた中、アメリカから持ち込まれた清涼飲料水の廃ビンなどを用いてカラフルなガラス製品が作られ始めましが、再生ガラスから作られるため気泡がまざり厚みのあるものとなっていました。
しかし、この素朴さが逆に手作りの温かみを醸し出すこととなり、米軍兵とその家族たちに広まっていきました。
昭和47年の沖縄本土復帰後、カラフルで素朴な温かみをもつ琉球ガラスは、観光土産として需要が高まってきました。
当初、生活必需品から始まった琉球ガラスですが、コップや皿などの日用製品を製造していく一方で、多用な色彩を巧みに使ったガラスによる花細工といった工芸的な側面も発展していきました。
そして、現在では沖縄県の伝統工芸品として認められ、沖縄のガラス職人達が独自個性をもつ琉球ガラス製品を作っています